2006年02月16日
愛する教え子☆
こいつは、かーつー!八重山時代の教え子だ!ちょっと厳つい顔をしているが心はピュア! かーつーとようせいの2人は、二中の3年4組(1990年)の腕白坊主(ヤナワラバ~)だった。しょっちゅうさぼるので文化祭でツナヌミン(棒術のような踊り)を誘ったら食いついた!そして最高に上手!
彼らとのコッミュニケーションはとれていると思っていた。
しかし、卒業式の日、彼らはとんでもない格好で式に出たいと言い出した。「式は式だ!着替えてこい!」と受け付けない俺! すったもんだがあり、結局彼らは、卒業式に出なかった。教え子が全員そろって式に出られないのは、3年担任をしていてとてもつらいもの。(あのときのアルバムの集合写真には彼らはいない!哀しそうな私の顔も今では懐かしい)
皆を送り出して呆然となりながら玄関前でぽつんといると、50mほど離れた校門の近くでメリケン粉で真っ白になって哀しそうに俺を見ている二人がいた。卒業証書をもらいたいのだ。
(ここから、卒業写真か桜のBGMを入れた気分で読んでください)
どうしようと迷ったが、最後は気持ちよく送り出すこともいいか!と決心し、来いと手招きをすると申し訳なさそうに肩を揺すって歩いてきた。我々3人の目は、なぜか真っ赤だ。しばらく黙っていた彼らは、「ごめん」と絞り出すように言った。俺は、彼らの前で卒業証書を読み上げ渡した。顔を上げるとかーつーとようせいのメリケン粉で真っ白になったほっぺたに涙の跡があった。
あれから15年、かーつーは八重山でANTというBARをやっている。ようせいは、大検で琉球大に入り、現在某市役所に勤めている。
今でも彼らと楽しくつきあっている。「昔、沢山叱りすぎてごめんな~」と俺が言うと「自分たちにとってはあれだからよかったんだ。」と言ってくれる彼ら。
先生をしてよかったな~と思う至福の瞬間だ。
正面から向き合い逃げないこと!あきらめないこと!相手の気持ちを理解しようとする姿勢だけでもこだわること!
ボタンの掛け違いがあっても、いつかは、理解しあえる。花が咲くものだと教えてくれた愛する教え子である。
ブログの仲間の皆さん!八重山に行ったらANTによってかーつーに声をかけてください。
体育指導員2年目ですか!
頑張って下さい! 内容は一緒でも教えかたひとつで受け取る側は大きく変わります。私たちの仕事は、きっかけづくり。もしくは水先案内人ではないかな?と思っています。受け取った側が自ら動いて判断して修正する。
そういったサポートができればと思います。
ANTにいったらかーつによろしく!
中学の先生の醍醐味なんでしょうねえ。
しかもMrナカモリみたいな熱血先生の。
感動しました。
教職の真の喜びは、成長した教え子たちに会う時ですな
名前がすぐ出る時はいいのですが、そうでない時はあせります。
大学卒業後、研究生に残ってまで芸術の道に進むか、教員になるか迷った私です。芸術作品は確かに奥が深くて大変だけど、生徒は自由に変化していて何が起こるかわからない。もちろん○に近づくようにサポート・・・サポートサポートの日々・・・でも私と過ごす空間の中で×のまま過ぎていっても、皆逞しく生きていく。そしていつか大きな◎を付けて笑顔でやってくる生徒達。難しくて楽しくて・・・やっぱり、人はいいですよね(^-^)
おっしゃるとおりです。
人は最高です。
この文の表現最高!
でも私と過ごす空間の中で×のまま過ぎていっても、皆逞しく生きていく。そしていつか大きな◎を付けて笑顔でやってくる生徒達。